バイクの高速二人乗り、体験しましたか?

早いもので、高速道路のバイク二人乗りが解禁、いや復活して、もう9年が過ぎました。

懸念されていた事故は、条件違反や無免許での死亡事故は起きていますが、本当の意味の高速二人乗りによる死亡事故はまだ起きていません。それもこれも、皆さんの安全意識のたまものだと感謝します。

さて、高速二人乗りに対して議論が盛り上がってきたのは、バブル崩壊を過ぎた頃でした。
これまでの経緯を振り返ってみると、ライダー自身が一番、高速二人乗り解禁に対して慎重な意見を持っていたように思います。

私自身はめったに二人乗りをしませんが、それでもバイクに乗るきっかけが二人乗りだったこともあって、二人乗りは楽しいと思っています。
その反面、二人乗りをしているときの運転がきっかけで、コイビトと別れるだの別れないだののケンカになったこともあります。
二人乗りは、タンデムライダーだけでなく、周りの交通に対して、技術的にも精神的にも、余計に思いやりが必要な運転なのです。

二人乗り、楽しい。だから皆さん、二人乗りしようよ。だなんて私は皆さんにおすすめしません。だって、人ひとりの命を預かる行為なのですから、二人乗りは。
ですが、もし皆さんがある種のポリシーがあって二人乗りをしない、とお考えの方に。たった一度、たった一度でいいから二人乗りを一応は経験してみてもいいんじゃないか、とは思います。

二人乗りならではの"思いやり運転"、二人乗りならではの危険な状況、二人乗りならではの運転テクニックなどがある、ということを、経験によって知ることも大切なんじゃないかな、と思うからです。

クルマしか運転しない人はバイク特有の危なさを知らないと同じように、二人乗りを知らない人は二人乗り特有の危なさを知ることはできないのではないでしょうか。

ちなみに、全国の都道府県警察や教習所、またメーカーの安全運転講習会などでは、二人乗りに特化した講習会も行われています。

『クルマもバイクも思いやり2倍。』
自工会(=日本自動車工業会)の高速道路二人乗りキャンペーン標語です。高速二人乗りに限らず、一般道でこそ必要な意識だと思います。