2015年1月アーカイブ

バイク屋を開業するには

今回のテーマは『バイク屋を開業するには』です。

日本には実に様々な形態のバイク屋さんがあることに驚かされます。 メーカー系の看板を掲げているところ、中古車の販売がメインのところ、修理メインのところ、自転車屋さんのような風情のところから、クルマのディーラーのようにネクタイをしめたセールスマンがいる外車系のバイク屋さん、カスタムに強い店、ヴィンテージ系、レストア......などなど、本当に様々です。

例えばエンジンまでの重整備を受ける修理や、カスタム、レストアなどを営業のメインにしたいのであれば、技術が必要ですから、そういった店で修行してから独立方がいいでしょう。あるいは、資本があるのであれば、技術を持ったメカニックを雇うという方法もあります。

バイク屋さんで一番、簡単に開業できるのは、中古車メインのお店ではないでしょうか。中古車屋さんなら、「古物商」と「オートバイ商」の届け出さえあれば、開業に必要なものは店舗・看板・電話・FAX・名刺・トランスポーターくらいでOK。店舗が一杯になる程度のバイクを仕入れればいいわけですから、場合によっては100 万円程度の資金で開業できるでしょう。

一方、新車も販売するお店は、開業時の仕入れがたいへんです。仮に、新車を20台並べるとしましょう。平均50万円として1000万円。他に、商品の見栄えをよくするための内装などにたいへんお金がかかりますから、一般的に2000万円から3000万円程度の資金が要ると言われています。 さらに、車検も出来る国土交通省の認証工場の認定を受けるとなると、設備や資格も必要となってきます。

不況になるとバイク屋さんが乱立します。これは、設備投資が他の業種に比べて少ないこと、資格の制限も少ないことで、比較的少ない資金で開業できるからだと思います。ですが、本当に成功しているバイク屋さんは少ないものです。 バイクを売るには、セールスの技術やこまめな努力が必要ですし、修理の技術は一朝一夕では上がりません。 一番、やっかいなのは、客商売だということが分かっていないバイク屋さんが多いことです。店に入ってきたお客さんに「いらっしゃいませ」も言わない。修理に入るときに、内容や見積もりをきちんと説明しない。客のバイクなのに、乱暴に扱う。そんなバイク屋さんが多いように思います。

もし、これから本気でバイク屋さんを始めようと思う方に、こんなことをオススメします。ご自分のバイクのオイル交換をこれだ、と思うバイク屋さんに依頼するのです。4気筒なら少しお金がかかりますが、単気筒であれば交換だけなら2〜3000円。オイル交換だけなら、たいてい預かりではなくその場でやってくれるでしょうから、仕事ぶりも見えるというもの。これを、5〜6軒もやれば、目指すバイク屋さんの方向性というものが見えてくるでしょう。これから開業する勉強代と思えば、決して高い金額ではありません。

いかがでしょうか、新車屋さんであれ、中古屋さんであれ、修理屋さんであれ、客商売の基本をしっかりやれば、バイク屋さんは、まだまだちゃんと成り立つ商売です。そんなバイク屋さんが増えて欲しいものです。

バイクの高速二人乗り、体験しましたか?

早いもので、高速道路のバイク二人乗りが解禁、いや復活して、もう9年が過ぎました。

懸念されていた事故は、条件違反や無免許での死亡事故は起きていますが、本当の意味の高速二人乗りによる死亡事故はまだ起きていません。それもこれも、皆さんの安全意識のたまものだと感謝します。

さて、高速二人乗りに対して議論が盛り上がってきたのは、バブル崩壊を過ぎた頃でした。
これまでの経緯を振り返ってみると、ライダー自身が一番、高速二人乗り解禁に対して慎重な意見を持っていたように思います。

私自身はめったに二人乗りをしませんが、それでもバイクに乗るきっかけが二人乗りだったこともあって、二人乗りは楽しいと思っています。
その反面、二人乗りをしているときの運転がきっかけで、コイビトと別れるだの別れないだののケンカになったこともあります。
二人乗りは、タンデムライダーだけでなく、周りの交通に対して、技術的にも精神的にも、余計に思いやりが必要な運転なのです。

二人乗り、楽しい。だから皆さん、二人乗りしようよ。だなんて私は皆さんにおすすめしません。だって、人ひとりの命を預かる行為なのですから、二人乗りは。
ですが、もし皆さんがある種のポリシーがあって二人乗りをしない、とお考えの方に。たった一度、たった一度でいいから二人乗りを一応は経験してみてもいいんじゃないか、とは思います。

二人乗りならではの"思いやり運転"、二人乗りならではの危険な状況、二人乗りならではの運転テクニックなどがある、ということを、経験によって知ることも大切なんじゃないかな、と思うからです。

クルマしか運転しない人はバイク特有の危なさを知らないと同じように、二人乗りを知らない人は二人乗り特有の危なさを知ることはできないのではないでしょうか。

ちなみに、全国の都道府県警察や教習所、またメーカーの安全運転講習会などでは、二人乗りに特化した講習会も行われています。

『クルマもバイクも思いやり2倍。』
自工会(=日本自動車工業会)の高速道路二人乗りキャンペーン標語です。高速二人乗りに限らず、一般道でこそ必要な意識だと思います。