2014年10月アーカイブ

ライディングスキルは肉体年齢を上回る

最近、注目していることに、
「実年齢と肉体年齢と反応時間の関係」があります。

例えば、二十歳そこそこのライダーは肉体的に若いから反応時間が速いはずなのに、
交通事故統計によればもっとも死亡や重大事故に遭っています。

例えば、三十歳過ぎたレーシングライダーは肉体的に衰えてきているはずなのに、
よりタイムを伸ばし続けるライダーも多いです。

これは一体どういうことなのか。
私は、スキルが肉体反応を補完するのではないか、と考えています。
つまり、脳が鍛えられることにより、物理的な肉体的な衰えがあったとしても、
それをも上回る「判断力」や「反応スピード」が身につくのではないか、と
いうことです。

そのためには、ただダラダラと距離を稼ぐようなツーリングではなく、
ただダラダラと走行時間を重ねるようなサーキット走行でもダメでしょう。
何かが起こったとき−−ヒヤリとする場面に遭遇した、タイヤが滑った、
注意力散漫になった、身体が疲れた、神経が疲れた......等々、体外的にも内面的にも
起こりうる全てのこと−−そのあとに「冷静に」「論理的に」「自分」や「状況」を
分析し自分で蓄積していくこと。それがスキルです。

そうしたスキルを重ねていけば、40代、50代を越えて肉体的衰えが決定的になったと
しても、それを自覚し、自分の能力(=体力、スキル)に見合った判断力を発揮する
ことができるでしょう。

自分を律すること。それが、ライディングを長く楽しみ続けるコツになるのでは
ないでしょうか。

先日、とある女性とツーリングする機会がありました。
彼女は数年前にバイクの免許を取り、毎週のように走ってはいたのですが、どうも上手い運転とは言えなかったのです。

運転テクニックもそうなのですが、一番の問題点は「余裕がない」。
進路変更にしても、後方確認が甘く、後続車に追突されそう!なことが何回もありました。

2番目の問題点は「漫然運転」。
クルマの流れに乗ることが出来ず、追い越し車線をだらだら走ったりするので、左側からクルマに追い越しをかけられたりして、危ないこと多数。

3番目の問題点は「オンナ運転」。
例えば、ブレーキをかけて停止するときに、フロントブレーキしか使わず、しかも停止するかなり手前から両足を出しながら停まる、いわゆるオバちゃん運転。さらに、そんなに手前からブレーキをかけているにも関わらず、停止線をはるかに超えて停まるのです。

ま、話せばキリがないのですが、私はかつて「女性ライダー」とバレた瞬間に、周りのドライバーに嫌がらせをされたことが何回かあったので、彼女に「もっとカッコ良く乗ろうね」とアドバイスをしてみました。
自信のなさがオーラとして背中に出てしまい、男性ドライバーにナメられたりするんですよ。

そして先日。1年ぶりに一緒に走ったのですが、彼女の運転は見違えるようになっていました。
なんと言っても「余裕がある」。大型免許を持ってはいたのですが、日常的に乗ることはありませんでした。しかし、この日乗ってきたのは外車の大型バイク。
彼女を変えたのはもしかしたら「自信」だったのかもしれません。

自分の彼女の運転がヘタくそとお嘆きのカレシさん。彼女が自信を持てるようなアドバイスをしてみてはいかがでしょう。
きっと、二人のバイクライフが楽しくなるはずです